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【DIY】猫が引っ掻けない部屋を作る 2013年5月7日19:00:00

部屋1(主に猫の部屋)ワイド写真

安心して猫と一緒に住める部屋を目指す。


 猫と一緒に住みたいけど、部屋に引掻き傷が付いたり、臭いが付いたりするのが嫌という方は多いと思います。
見た目は悪いですが、部屋を覆うような形で手を加えて、そのような悩みを軽減できるような部屋を目指してみました。
但し、問題もあります。基本的に室内飼いで閉め切った部屋を想定しているため、家が火災等の災害に見舞われたときに、猫のみでは外に逃げられないことが考えられます。そのほかにも問題が生じるかもしれませんが、万が一同じようにしてみようと考える方がいらっしゃいましたら、自己責任にてお願い致します。


※目的


・部屋の壁等が猫に引掻かれないようにする。
 物が散らからないように収納を多くする。物が散らかっていると、猫が誤飲する可能性があるため。
・猫がキッチン、押入れに入らないようにする。


※部屋の構成


 部屋の構成は2Kです。
キッチンは猫侵入禁止にしますので、キッチン以外の2部屋で猫の対策をします。


※完成した部屋の写真。


 部屋1(主に猫の部屋)ワイド機能を使い撮影をしました。
プラダンを部屋の壁に貼っています。
但し、プラダンを貼ると、プラダンと壁の間に水滴が入って結露等起こるかもしれないのでご注意ください。
私も結露が起こる季節になったら、剥がして確認する予定です。
見た目汚いですが、プラダンの上には様々な綺麗な模様のシールを貼ることができます。100円ショップでも様々なシールが売っていますが、いつか試してみたいと思います。
部屋1(主に猫の部屋)ワイド写真


部屋1キャットタワーの写真

部屋1遠目からの写真


襖はプラダンで覆っていますが、さらに、柱との間と、襖と襖の間にプラダンでカバーをしています。
部屋1襖の写真


自作の猫トイレを置いています。普段はこの近くに消臭剤を置いています。

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部屋1猫トイレの写真


 部屋2(主に私の部屋)デジカメのワイド機能での撮影です。
部屋1から見た部屋2です。見えにくいですが、中央奥に襖がありキッチンに通じています。
中央の襖の前にはプラダンのカーテンを作っています。
猫がキッチンには行けないのはそのためです。
部屋2の写真(主に私の部屋)ワイド写真


 上の写真の場所から右を向いて普通に撮影してみました。
3段ボックスを積み重ね、その場での収納量を増やすことにより、(できるだけ)散らからない部屋になるように努力しています。
あわせて私自身が「出したものは直ぐ片付ける癖」をつけたことにより、散らかることはほとんどなくなってしまいました。
自分の近くで収納できるというのは、実際楽です。
一番上に、空のダンボール箱を置いているのは、猫に飛び乗られないようにという配慮です。
但し、地震等で家具が倒れるかもしれないという問題点があります。
今後固定具を使って倒れないようにする予定です。
見た目は威圧感があり、あまりよくありませんね・・・せっかくの空間を狭くしていますから。
部屋2ボックスの写真


左を向いてみました。タンスが置いているところは床の間です。
部屋2タンスの写真


※材料や使用道具


作成する前に使用した材料を紹介します。

・プラダン
 ホームセンターで売っているプラダンという養生材を部屋全体に貼っています。
プラスチックでできたダンボールだと考えれば分かりやすいと思います。
プラダンは値段により、丈夫さが変わります。3,000円のものになると、厚さも厚く、材質も硬くなり、なかなか曲げられないです。
私が購入したのはホームセンターで買える200円以下の一番安いものです。
今はネットでも購入できるようです。結構大きいものですので、ネットで購入する場合は送料が気になります。


・マジックテープ(面ファスナー)
 襖と柱の間にガードを作る場合に使用します。
ガードについては後述します。
私は以下の商品のタイプのものを、縦に半分に切り、並べて使用しました。


・フロアマット(ジョイントマット)
 床の間に敷いて使用しました。
良くあるジョイントタイプのフロアマットです。


・ガラス用の防犯フィルム
 猫がよく引掻こうとする場所にピンポイントで貼っています。
最近は100円ショップでも販売しています。
大体は柱などの出っ張っている部分か、襖などの稼動して開きそうな部分です。
プラダンであっても、猫の爪が引っ掛かってしまいますので、これを貼ることによりプラダンを守ります。


・その他
 ガムテープ(布テープと紙テープを使用しました。)、カッター、はさみ等を道具として使用しました。
布テープは手で真っ直ぐ切れて、接着力が高いので、プラダンを貼る時に使用しました。


※作成方法


一、壁にプラダンを貼る。
 上の写真にもあるとおり、壁にプラダンを貼って行きます。
主に養生材として使われるプラダン、敷居から鴨居までの長さがぴったりなので、ほとんど切る必要はありません。
下と横の部分をガムテープで止めます。
上は少しだけ止めます。結露等しにくいように、壁とプラダンとの間になるべく空気が通れるように考えています。


二、襖や障子を取り外してプラダンを貼る。
 ホームセンターで売っているプラダンを襖に被せてみたところ、幅はプラダンの方が長くて少しはみ出る程度です。
なので、横はプラダンを曲げてガムテープで止めています。
高さもプラダンの方が高かったので、不要な部分をカッター等で切断。
プラダンを付けたまま、レールにきちんとはまるように、上下が緩衝しないように切る大きさを考えました。
襖


襖とプラダン


何枚も作る場合は、前に作ったプラダンの余り部分を利用し、それをガイドにしてカッターで切るのが簡単でした。
障子も襖と同じく横は切る必要がなかったので。高さのみ合わせて不要な部分を切りました。
障子とプラダン



三、襖と襖の間および、襖と柱の間の処理
 動く部分は、猫は見ているので、必ず開けようとします。
私はプラダンとマジックテープを利用して以下のようにカバーを作りました。
マジックテープはマグネット等で代用可能かもしれません。
以下はプラダンに残った猫の爪の跡です。
爪の跡



プラダンを以下のように長く切って、端っこにマジックテープを貼ります。
高さは襖に合わせます。幅は私の好みの長さにしました。
そして、壁側にも布テープで貼ります。
カバー1


襖側にもマジックテープを貼ります。
右の写真は、マジックテープを閉めた所です。
カバーを付けた襖を開けるときは、マジックテープをバリバリ開けなければなりません。
私はこのカバー部分に念のため防犯フィルムを貼りました。
カバー2


四、床の間の処理


 和室にある、床の間も猫に引っかかれないように処理しました。
床の間


フロアマットを敷きます。
フロアマット


フロアマットは4辺がデコボコになっていますので、カッターで切ってサイズを合わせます。
フロアマットを切る


隅まできちんと合わせました。
フロアマット完成


プラダンを適当な大きさに切って置きます。
床の間プラダン乗せる


壁にもプラダンを貼ってできあがり
床の間プラダン完成



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-サイト管理者の感想-

 私は最初、部屋中にプラダンを貼る事で猫の爪が引っ掛からないと思っていたのですが、実際は引っ掛かります。
プラダンとしては一番下のグレードのものを買いましたので、もう少し価格の高い、十分に硬くて厚いプラダンでしたら、そんなことはなかったと思います。
現状、猫に引掻かれる所はガムテープや防犯フィルムを貼るなど、適宜防御しています。
部屋1の猫部屋はほとんど物がないので、猫が走り回ったりすることができます。
部屋2は物を高く積み上げてしまったので、床はそこそこスペースがあります。
ですので、ルンバを走らせると効果があると思うんですよね。(高くて買えないけど)
今回はこのように部屋をプラダンで覆いましたが、問題もあります。
部屋の眺めが少し汚く見えるとか、地震の時物が倒れたらどうするのかとか、火災の時猫が逃げられないが、どうするかとか・・・
まだ検討する事はいろいろあるので、できるだけ解決できたらと考えています。





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