CIAが訓練したエリート猫とは?
出典
//science.nbcnews.com/_news/2013/05/13/18231263-the-cat-who-couldnt-spy-a-cia-fail?lite
アコースティック・キティー作戦(Operation Acoustic Kitty)
CIAはかつて敵をスパイするために、猫を使いました。
エミリー・アンテス氏の「フランケンシュタインの猫(Frankenstein's Cat)」という本は、エリート猫とこのひどい失敗に改めて光を投げかけています。
アコースティック・キティー作戦は、動物をスパイ活動に利用しようとする忘れることが出来ない試みの1つです。
それは1960年代に起こりました。
獣医は1時間の手術により、猫をエリートスパイに変化させました。
頭蓋骨の底に小型送信機、
外耳道にマイク、
長いグレーと白の毛に細いワイヤーアンテナを縫いこみました。
目標は雌の猫を「生きている歩く監視機械」に変えることです。
CIAは外国の支局の会話を盗聴するため、その近くに猫が座るように訓練することを望んでいました。
驚くことに、かわいそうな猫はその訓練を乗り切ります。
そして、初めての公式テストが行われました。
アコースティック・キティーは公園のベンチに座っている2人の男性の会話を盗聴する試験に挑戦します。
しかし、猫はすぐに道路をぶらついてしまい、通りかかったタクシーにつぶされてしまいました。
道路で起こった事故は、猫をジェームズ・ボンド-タイプのスパイに変えるという計画もつぶしました。
アンテス氏は、猫だけが唯一の人間以外のフィールドエージェントでないと言います。
サイボーグ昆虫ならびにサイボーグ・ネズミ(ラットボッツ)がありました。
そして、軍隊と警察活動においては犬を使用した長い歴史があります。
そのうちの何頭かは、カメラや他の精巧な技術機器を装備しています。
また、米軍はサメを操るために移植手術を試みました。
最近の科学者はどのような種に興味を持っているのでしょうか?
2006年、米国国防総省高等研究計画局(DARPA)が監視目的のために、昆虫を操ることを検討していました。
また、1つまたは複数の昆虫の特質をコピーした機械も作ろうとします。
数年前、オックスフォード大学のリチャード・Bomphrey氏は、現実の昆虫をベースとした革新的なフラッピング翼を備えている小さい空中車両を作るプロジェクトを指揮していました。
革新は動物によってもたらされました。それは、サイボーグの昆虫を含みます。
DARPAのパンフレットは、以下のように説明しています。
昆虫を装置に変え、人間にとって到達できない地域、あるいは敵対的な地域に静かに入りこませることは可能でしょう。
しかし、アンテス氏はこのような盗聴器がすぐに配備されるとは思っていません。
その代わり、ハトにより多くの注意を払わなければならないと言います。
中国の山東大学ロボット・エンジニアリング・リサーチセンターのSu Xuecheng氏は、マイクロ電極をハトの脳に挿して、上下左右に飛ばすよう指示できたと発表しました。
ハトをこのように扱うことを世界で最初に成功したそうです。
しかし、動物の権利保護団体は、これと他の似たような実験を終了してほしいと願っています。
PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)はハトの件で以下の反応をしました。「ハトはリモコンのおもちゃではない。動物の脳を処理する事はあまりに残酷だ。」
※翻訳は100%保障するものではありません。
また、日本では状況等違う場合がありますので、ご注意ください。
より完璧に理解したい方は出典元をお尋ねください。
-サイト管理者の感想-
1960年代にCIAが猫をスパイ活動に使おうと試みた話は、結構有名みたいです。
今回この書籍が発売されることにより、新たな注目を浴びることとなるのでしょうか?
昆虫型の機械が盗聴に使われるかどうかは、判断が難しいですね。
例えば電動ヘリコプターが安く買えますが、ヘリコプターが発明されてから、電動ヘリコプターが完成するまではかなり年数が経っているのではないでしょうか?
これは小型化するためにいくつかの技術革新を必要としたためだと考えますが、
昆虫型の機械ですと、何もかも電動ヘリよりも小さく作らなければならないので、バッテリー等の大きさが足を引っ張るような気がします。
今後の技術革新次第でしょうが、それよりも動物や昆虫をいじらないで済むような世の中になっていけばいいですね。