LIST

nekositen news

猫との暮らしを考えさせられる本 2020年6月16日00:30:00

猫と住まいの解剖図鑑

「猫と住まいの解剖図鑑」を読みました。猫と人がなるべく無理なく快適に暮らすための解決策を提示してくれている本だと思います。


 「猫と住まいの解剖図鑑」いしまるあきこ著 今泉忠明監修(株式会社エクスナレッジ)を読みました。
 この本は著者の方が一級建築士の知識と多数の猫と過ごしてきた経験を基に「猫と人がなるべく無理なく快適に暮らすため」の解決策を提示してくれている本だと考えています。
猫と一緒に過ごしてきた方が一度は疑問に思うことや猫についての困りごとについて細かく触れており、かなり丁寧に時間をかけてこの本を作ってきたのだということが分かりました。
また、本書ではかわいいイラストが豊富に散りばめられており、文書にマッチしています。このイラストを眺めるだけでも癒されますよ!
そして、最初から全部読む必要はなく気になったところから読める気軽な本です。
 例えば、猫と暮らすうえで代表的な問題に爪とぎの問題がありますが、こちらもどのように対処したら良いか実例を元に記述されています。
猫に水を飲ませるしくみは地味ですがこれからの季節、重要だと思います。
猫の通り道に目立つように置いて、猫に水があることを意識させないといけないのですね。
夏ですと暑さによる体調不良も気になるので、水の入れ替えの利便性も含めて場所を考えないといけないですね。
また、これまた地味な点ですが、歯磨きや抜け毛の処理の方法も役に立ちました。

 「猫と住まいの解剖図鑑」では簡単なDIYも紹介しています。
特に2x4の角材を使ったキャットウォークは良いですね。
2x4の角材を使った工作は簡単で賃貸でも取り付け可能な点が大きな魅力です。
実は最近2x4の角材を使ってモニターを壁掛けにしようかと考えていたところなのです。
この記事を見て壁掛けモニターと同時にキャットウォークにできないだろうかと考えてしまいました。

 また、猫の飼主ならトイレをどこに置くか1回は迷うと思います。
 「猫と住まいの解剖図鑑」でもリビングに置けたら置く方が良いとの結論でしたが、私も何回かトイレの場所を変えてきて、同じ結論に至りました。
リビングに置くとトイレの時の猫の調子が分かるのが良いですね。
しかし、どうしても散らばる猫砂と臭いは難敵・・・そこで、ただ置くだけでなく空気清浄機と、ロボット掃除機を購入しました。
空気清浄機は加湿機能付きのものにしました・・・おすすめです。
冬場になったら乾燥がひどくなり、猫の大や小の水分で部屋が潤う・・・ということが想像されます。その前にこの加湿機能で潤わせましょう。
ロボット掃除機は中国製の安いものがAmazonで多く販売されていますが、その中のうちマッピング機能が付いている(であろう)ものを購入しました。

 本文を読み進めるうち、意外な点も発見しました。
猫だけの部屋を作ると人間との触れ合いが少なくなり、猫が人間に興味を無くすことがあるということなのです。
うちの子は皆私が大好き(私がそう思っているだけかもしれませんが。)なので・・・考えもしませんでした。
猫だけの部屋を作ると、猫から見て私が「ただの食事を運んでくれる人」と認識されることもあるそうで・・・そんなこと私には耐えられそうにありません。
ちょっとうっとおしいこともあるけど甘えて来てくれるほうが良いですね。
また、同じくキャットウォーク等で猫が遊べる場所を作りすぎると、そっちに夢中になって人間との触れ合いが少なくなるといったことも書かれていました。
猫のためを思って作ってもやりようによっては猫が離れて行ってしまうということのようです。

 「猫と住まいの解剖図鑑」は猫と人間が快適に暮らすためにどうすれば良いかという解決策が散りばめられています。
皆様も読まれてみたら、きっと思いもよらなかった新たな発見があると思います。

© 2020 nekositen news All right reserved.