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クロ、天井裏に上がる。(2013/08/4) 2013年8月5日02:00:00

猫のクロが見てる

今日の日記です。ついにクロが天井裏にたどり着きました。


 私の場合、土日仕事で出勤する場合もあります。
会社には自分の車で通っているのですが、土日は比較的空いていることが多いです。しかし、今回は帰りの道のりは悲惨なことになりました。
花火大会が途中で開催されていたため、それを見に来たリア充のために渋滞に巻き込まれたのです。
知ってたら会社を出る前に多少遠回りでも迂回できる道を確認できたかもしれなかったですが、時すでに遅し。
車の窓から見える花火をうらめしそうに横目で見ながらも、少しずつ少しずつ動きました。
あまりにイライラしそうだったので、帰ったらあれしよう、これしよう、晩飯は何を食べよう等他のことを考えて渋滞が抜けるまで我慢しました。
結局帰宅がいつもより1時間30分遅れ、疲れも大幅アップしてしまいました。
この季節土日は花火大会をしているかもしれないと思って用心するべきだったと反省しています。


 さて、そのようなことがあり、やっと家に帰りついて部屋でやれやれ疲れた疲れたとくつろいぐこととしました。仕事終わりの貴重な幸せなつかの間の時間です。
「このまま仕事したくない。ここにずっといたい。」とか、「腹減ったから飯を食おう。何食おう。」とか考えながら、視線を下に落とすと、なぜか畳に猫の黒い足跡が付いています。
「嫌な予感・・・これは何だろう。」と思いつつも、私の頭は疲れているので、この疑問自体を先送りにしようとしました。
「今は疲れたから・・・これは見てない休もう休もう・・・」
そしてまたふと上を見ると天袋の戸がなぜか開いています・・・
考えたくないことだけど、猫が天井裏に上ったのでは・・・
天井裏に積もっている埃が猫の足裏に付いたので、畳に猫の黒い足跡がついているのでは?
こうなると、もうこれは何だろう・・・あれだろうか、これだろうか・・・考えで頭が支配されます。
そんな感じで固まっていると、あろうことかクロがやってきて、私が見ている前でいきなり天袋に飛びついたのです。


 クロは天袋から天井裏に・・・あれよあれよと言う間に登っていきます。
私は立ち上がってクロを捕まえようとしましたが、時既に遅し・・・クロは天井裏に体を上手にすべりこませ、まさに暗闇に消えていきました。
天井からドスドスとクロの歩く音が聞こえます・・・
天井裏は掃除もしてないから汚いし、変な病気に掛かったら怖いし、もしかしたら天井裏からどこか外に通じる出口があるかもしれない。
そうなったら、最悪で、クロが迷子になるかも・・・
私は焦ってクロを呼び続けました。「クロ、降りてきなさい!」
クロは一向に降りてくる気配がありません。
楽しく探検しているらしく、ドスドスという音だけが響いています。
これは困った。私は楽しそうに探検しているクロに本当に腹が立って、何で今なんだ。どうしてくれようかとずっと考えていました。


 怒っていてもしょうがない、心を落ち着かせて対策を考えようと思い、その場を離れると、キッチンに置いてあった猫缶が目に入りました。
そうだ!猫缶はクロの大好物・・・おそらくこれで降りてこさせることができます。
部屋に戻り猫缶を開けて待つと・・・クロはあっという間に下に降りてきたのでした。何の罪悪感もなさそうに・・・
とりあえずクロを捕まえることはできましたが、クロにとってははさんざん探検を楽しみ、最後には猫缶まで貰えて良い一日であったことでしょう。私には泣きっ面に蜂のような出来事でしたが。
降りてきたクロには、エリザベスカラーをして物理的に天井裏に登れないようにしました。
今は疲れているから、一時的にエリザベスカラーで天井裏に登るのを防止し、また後で恒久的な対策を考えるつもりです。
やっと終わりました。今度こそ早く飯食って寝よう・・・そう思っていたところ、
後ろでこの顛末の間隠れていたミーが私の見ている前で天井裏に登っていくのでした。
私は思わず叫びました。「お前猫缶貰えると思ってるだろ!」





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