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初めてユーザー車検を受けるときのポイント(継続検査)2 2024年04月27日15:00:00

車両

ユーザー車検 困ったときにどうしたら良いのか??聞きながらやれば素人でもできる!その手続き、手順について


ユーザー車検について、重量税、自賠責保険等の金額については様々なサイトで説明されていますが、
このサイトでは、初心者がユーザー車検に挑む際、何を用意してどのようにすれば良いのかということを中心にまとめています。
ユーザー車検は記事にするのが2回目なので、以前の記事を参考にしつつブラッシュアップしています。

ここ最近車に関係ある出来事は何があったでしょう?
ひとつはもちろんビッグモーターに関する事件です。お客の車を故意に破壊して修理代金を請求していたと報道されていました。
もちろん信頼関係のあるショップであればそんなことは無いでしょうが、車検の間は車をお店に任せている方が大部分なので、
実際どんなふうにやっているかは分からないのは少し不安ですね。
また、戦争によりガソリン代など物価高が話題になりました。ガソリンはトリガー条項を発動させるかどうかも話題になりましたね。
給与が上がらないのに、このような費用が上昇すると生活は苦しくなります。
このような影響は当然ユーザー車検を増やす方向に働きます。

今回は初めてユーザー車検を受ける方向けに、私自身が困ったこと戸惑ったことを中心に説明したいと思います。

・法改正

私は2021年12月からユーザー車検を行っているのですが、手続きなど変更された部分をまず記述します。
・重量税と検査料につき、キャッシュレス(クレジットカードのみ)払いできるようになった。(自賠責保険のみ現金払い)
ユーザー車検の場合は「継続検査」で「OSS」ではなく、「窓口」を選べばよいでしょう。(検査のため窓口に行くのでOSSは選ぶ必要ないようです。)
キャッシュレスで重量税と検査料を支払いたいかたは、事前に以下のページにて手続きしてください。
https://www.car-cashless.mlit.go.jp/cashless-web/home

・2024(令和6年)年8月1日以降、ヘッドライトの光量の検査はロービームのみになります。
対象自動車は1998年9月1日以降に生産された乗用車。
※ロービームに不安のある方はしっかりと準備しましょう。

~前準備編~

0.ユーザー車検前に行わなくてもよい(適宜自分で行う。)、または事後に行えばよい事

今まで業者に車検を任せていた方にとっては当たり前のことも、ユーザー車検では事後に行えたり、または行わなくてよいものがあるのです。

a.事後に行えばよい。
・定期点検とその際の定期点検整備記録簿の作成・・・車検のときに同時に行うことが多いですが、ユーザー車検でしたら車検の後で行えば良いです。
                         係員の方に問われたら、前検査ですので、事後にやりますと言いましょう。
定期点検整備記録簿

b.行わなくて良い。(適宜自分で行う。)
・オイル交換、オイルフィルター交換・・・交換時期が来たら自分で交換するかカー用品店で交換してもらいましょう。
・ワイパーのゴム交換・・・まったく水を掃かないなら問題ですが、自分のタイミングで交換できます。
・ブレーキパッド交換・・・正常にブレーキかかる状態であれば大丈夫です。交換時期が来たら、交換してもらいましょう。
・バッテリー・・・エンジンが掛かれば大丈夫。適宜自分で交換しましょう。
・車内清掃・・・外部は清掃した方がよいでしょうが、内部の汚れは機能とはあまり関係ないので大丈夫です。

1.実車の確認

実写の状態を確認し、ユーザー車検でスムーズに通りそうかそうでないか確かめましょう。
また、簡単なことで不合格になると勿体ないので、確認できることは事前確認しておきましょう。
例えばウインカーの玉切れ等は直せますよね。

・ヘッドライトの光量は十分か・・・古い車では、ヘッドライトのカバーであるクリアパーツが曇っていることがあります。可能ならば表面を少し削る等した方がいいかもしれません。
              一番最後に私がヘッドライトのクリアカバー曇りをとった方法を書きましたので、参考にしてください。
・タイヤの山はあるか
・エンジン警告灯等の警告灯類がついていないか
・発煙筒はあるか。
・ワイパーが動くか
・ウォッシャー液はあるか、きちんと出るか
・ホーンはきちんと鳴るか
・灯火類は正常に点くか
・タイヤの内側のブーツが見れるならば、ブーツを見て破れていないか
・ブレーキは正常に動作するか
・ハンドブレーキは正常に動作するか
・ボンネットを開け、オイル漏れしているところがないか
・車を駐車していた場所にオイルが漏れていないか

ユーザー車検では車の下回りも検査されます。ご家庭で確認するのは難しいです。
前回整備してからある程度年数が経っていると下回りにオイル漏れがあるかもしれません。
自分が普段駐車しているスペースの地面にオイルの跡などがないか確認するとよいでしょう。
普段海の近くや温泉の名所等で車を乗り回している方は、下回りも劣化が早いかもしれません。

※心配でしたら、後程紹介するテストセンターやテスターに事前に行って、車検に受かりそうかどうか確認してみるのがおすすめです。
下回りやヘッドライトの光軸、サイドスリップ等気になる点を確認してもらえます。
ヘッドライトは特にヘッドライトカバーの細かい傷や汚れにより光量が足りなくなることがあります。
テスターの金額は事前に確認しましょう。

1回目で受からなくても何回かチャレンジするというつもりでユーザー車検に行くのならば、事前にテスターに行かなくても
よいでしょう。
ユーザー車検時には最悪、パーツ交換や修理等に伴う部品取り寄せが必要になるかもしれません。
1日では終わらないかもしれません。ということは考えて置きます。
なお、車検は1カ月前から受けることができます。1カ月前から受けても車検に受かれば現在の車検終了期間+2年間有効であり、期間の前倒しがされないので安心してください。

2.運輸(支)局や自動車検査事務所または軽自動車検査協会の選定、予約と書類準備

ネットか電話で予約する。
遅い時間の予約はいつも残るので取りやすくはありますが、車検自体が16:00までですので、
なるべく早い時間帯で取りたいものです。
普通車の継続検査の場合、管轄の運輸(支)局や自動車検査事務所でなくとも予約できるとのこと(埼玉県の場合)

また、大体の運輸(支)局や自動車検査事務所では、実際の車検の様子をあらかじめ見学させてくれることができると考えます。
電話して「事前に検査の様子を見学できますか」と聞いておくのも良いでしょう。
事前に検査の様子を見ておけば、実際の検査時において余裕ができます。

普通車ネット予約は以下となります。
https://www.reserve.naltec.go.jp/web/

軽自動車ネット予約は以下となります。
https://www.kei-reserve.jp/pc/
※軽自動車の場合は、お住まいの各市区町村役場にて車両税納税証明書をあらかじめ取ってこなければいけないので、注意しましょう。

・持ち物の準備は以下のとおりです。
車両、現金、車検証、自賠責保険証書、ネットの予約番号(予約された方)、
自動車税納税証明書は納税から2~4週間程度経っていなければ必要かもしれません。

軽自動車は車両税納税証明書が必要です。
※判子は必要ありません。

キャッシュレスで重量税と検査料を支払いたいかたは、事前に以下のページにて手続きしてください。(必ず受付番号を控えること)
https://www.car-cashless.mlit.go.jp/cashless-web/home

3.検査場近くのテスターと、カー用品店のチェック

検査場横や近くに〇〇テストセンター、〇〇テスターという店があります。ヘッドライトの光軸等で引っ掛かった時には、こちらですぐに修正できます。
どこが悪くて検査に受からなかったのか判断してもらうこともできます。場所を確認しておきましょう。
パーツの交換や修理が必要な場合は、カー用品店に行くことになりますので、あらかじめどの店に行くか決めておくとロスがないです。
私はヘッドライトの光量が足りなかったときのために、予備のバルブを購入しておきました。

~当日編~

予約した時間よりも1時間くらい早く着いた方がよいでしょう。(初めてだと書類を記入するのに時間がかかります。)
また、車内で長い時間待たされることを覚悟し、それなりの服装や準備をした方がよいでしょう。

場内に入ったら、いくつもの建物があります。
たいてい駐車場の近くに案内版があり、どの建物がなのをするところなのか
最初にどの建物にいけばいいのか分かるようになっています。
余裕があれば、実際に車両の検査をしている場所をつかんでおきましょう。
きっと、入り口まで長く車列をなしているはずです。
どこにどのように並べばよいか確認しておくと良いでしょう。

1.まずは書類の記入

まずは書類を記入する必要があります。書類の後、実際の車検です。
車検証と自賠責保険証書も用意しましょう。
その建物には車検に必要な用紙の記入台と記入例があるのでなんとなく分かると思いますが、
分からなければ、聞いてみましょう。以下の用紙「継続審査請求書」の記入例は必ずあります。
継続審査請求書

受付で3枚ほど書類を貰い、記入例のように書きます。
※最近では最初に車検証のQRコードを機械に読ませて、そこから書類を出すこともあります。

書類はボールペン書きと鉛筆書きの部分がありますので、注意してください。

大事なのは、終わった時に必ず「次はどこに行けばいいですか」と聞くことです。
検査料や重量税や自賠責を支払う建物を案内された場合は、そこに行って支払います。

2.支払い

検査料や重量税や自賠責を支払い、また「次はどこに行けばいいですか」と聞きます。
ただし、キャッシュレス支払いの場合は、その(WEB登録の際に表示された)受付番号を検査項目シートに記入することになります。
その際は「キャッシュレス」と書かれたハンコを押してもらいます。
その後はおそらく最初に3枚書類を貰った建物に返されるでしょう。

3.検査場へ

案内された窓口で書類を渡すと、車両検査用の検査用紙も渡されます。
ここでやっと検査場の建物に行けることになります。
検査場の入り口からは検査のための車が長い車列を成しています。
いくつかのレーンがあります。レーンごとにどの車種が並ぶのかという説明の看板があるはずです。
分からなければ、同種の車が並んでいるところに並ぶ。

4.検査場での注意点

最初に検査場入口で、係員に基本的なことをチェックされます。
検査用紙を渡して、チェックしてもらいましょう。

チェック項目はすぐに確認できる項目
タイヤ、警告灯、灯火、車体番号、ワイパー、ウォッシャー、ホーン等です。
チェック完了したら、建物内に入るよう促されます。

検査場には係員の方がいます。
書類を揃えるための建物からみて、検査場の出口が見えているはずです。
つまり、奥から手前に検査を進めていく感じです。
不安ならば、手続きを前もって見せてもらいましょう。そのように案内される車検場もあります。
出口付近に検査員が入っているボックスがあります。
車を降りてここまで行き、検査場内の見学が可能か確認してください。
可能ならば、他人の検査の様子を心行くまで見ることができるので、いきなり突入するよりも安全です。

また、検査場内にもトラブルが起きた時のために係員の方がいます。
はじめてユーザー車検することを伝えると、その方がついてきてくれることがあります。
言ってみる価値はあるでしょう。

場内に入ったら、指示に忠実に従うことと、サイドスリップやスピード、ブレーキを調べる場面では、
タイヤを乗せるローラーがあるのでそこにきちんとタイヤを乗せてください。

検査が終われば検査用紙を横にある機械に通して、チェック印を押印してもらいます。
埼玉の熊谷の運輸支局では、光軸の確認をした後に一回車を降りて検査項目シートに押印し、下回りの確認をした後にまた車を降りて検査項目シートに押印しました。
埼玉の運輸支局では、すべての確認が終わった後にまとめて検査項目シートに押印しました。

最後に検査用紙と車検証、自賠責証書を出口近くの小屋にいる係員に渡します。
合格でないならば、再検査と言われます。そのときはできるだけ具体的に聞いてみましょう。
合格の方はお疲れ様でした。

5.検査に合格しなかったときは

不合格の原因が確実にココと判断できるならば、カー用品店に行き駄目な部品を交換したり、修理し、再入場してもよいでしょう。
自分で判断できない、よく分からない場合はテスターに行くのがおすすめです。
光量はテスターで調整して車検に受かるかどうか相談します。初心者でも丁寧に教えてくれるでしょう。
ハロゲン球の劣化でヘッドライトの光量不足になっているのであれば、バルブを販売しているテスターもありますので、
聞いてみるのもいいでしょう。しかしながら事前に自分で用意しておくほうが手間がありません。バルブの型を確認して購入しておく方が安心でしょう。

6.再入場

不合格部分を調整、修理したら、寄り道せずにあの長い列に並び直します。
再入場は不合格部分のみ検査します。
入口で車体番号がどこにあるか聞かれます。室内かボンネットの中か・・・車両の同一性の確認です。

私は熊谷で行いましたが、入り口に再試験する項目をボタンで選ぶ機械があり、その後検査に進むようになっていました。

当日中に再検査の項目が修理できない場合、後日再入場する必要があります。窓口で限定自動車検査証というものをもらえば、15日以内ならば再検査の箇所だけ改めて検査してくれるようです。

以上になります。
いかがでしょうか。私も初めてのユーザー車検に向かうときは不安で一杯で、車検の案内看板を見るたびに心が揺れ動いていました。
係員の方に話を聞いたりして案外何とかなるものでした。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

ちなみに、ユーザー車検の際、引っ掛かりやすいのはヘッドライトの光量不足です。
これは2年の間にヘッドライトのプラスチックカバーに細かい傷や汚れがつくこと、あるいは単純にバルブの経年劣化が原因です。

ヘッドライトのクリアカバーの曇りを取る。

私は前回車検のときは、電動ドライバーにフェルトホイールを装着して磨き、曇りをとりましたが今回電動ポリッシャーを初めて使用しました。
今回初めて電動ポリッシャーを使用しましたが、こちらのほうがよりヘッドライトの曇りをとることができました。
電動ポリッシャーはダブルアクションのものを使用しました。一緒に使用したのは液体のピカールです。
磨いた後の夜は、ヘッドライトを点けると以前とまったく違う明るさを実感することができました。車検もOKでした。
ダブルアクションの電動ポリッシャーは、電動ドライバーにフェルトホイールを装着して磨くよりも力が要らず、なにより仕上がりが綺麗でした。おすすめです。

以下の前回車検時の情報はそのまま残しておきますが、効率的にするのであれば電動ドリルで代用するのではなく、電動ポリッシャーのほうがよいと考えます。

古い車はよくヘッドライトのクリアカバーが曇っています。曇っていたら、ランプの光が吸収されたり反射されたりするので、十分な光量が発揮できません。
そこで、曇りを取ることにしました。表面を滑らかに削って曇りを取ります。今回は電動ドリルを使用します。手で取ることもできますが、時間手間が掛かるので電動ドリルを使用するのがお勧めです。

用意するものは、電動ドリル、フェルトホイール、ピカール(ネリ)とタオルです。
電動ドリルはうちにあったものを使用しましたが、写真のようにフェルトホイールを装着し、研磨します。
電動ドリルとフェルトホイール
フェルトホイールは以下のものをAmazonにて購入しました。この製品は力を入れても全く軸がぐらつくこともなく、フェルトも外れることもなく安心して研磨することができました。
価格もそんなに高くないのでお勧めです!

フェルトホイール
研磨剤として以下のピカールを使用しました。金属用ですが、ヘッドライトの黄ばみも綺麗になります。

ピカール(ネリ)
タオルはヘッドライトを拭くために用意しました。
・作業を始める前のヘッドライト・・・少し曇っています。
作業前ヘッドライト
・作業中
作業中
・作業後
作業後ヘッドライト
どうですか!ヘッドライトらしいクリアでシャープな感じを取り戻しました。
皆さんもユーザー車検に挑戦する前にぜひやってみてください!

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